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全省庁統一資格とは?必要な種類と有効期間について

2023.08.30

○全省庁統一資格の概要

全省庁統一資格とは、防衛省や環境省などの省庁や、国の機関である衆議院や参議院、内閣府などが入札を行う際に必要な資格のことを指します。この資格を持っていないと、文部科学省、国土交通省、厚生労働省などの各省や海上保安庁や金融庁、デジタル庁などの庁の入札にも参加することができません。

したがってまず国とお仕事をするためには必ず必要となる資格になります。

○全省庁統一資格の種類

全省庁統一資格は、次の4つのカテゴリに分けられます。

・物品の製造
・物品の販売
・役務の提供
・物品の買受け

これらの4つのカテゴリは、さらに75の営業品目に分割されます。
どの営業品目を選ぶかは、取得を目指す個人や企業によって決定されます。

たとえば、衣料用品の製造を行っている場合、「物品の製造」カテゴリの中から「101:衣服・その他繊維製品類」を選択します。同様に、事務用品や文房具の販売を行っている場合、「物品の販売」カテゴリの「220:事務用機器類」を選ぶことになります。映像広告や宣伝代理を行う会社ならば、「役務の提供」カテゴリの「301:広告・宣伝」を選択します。その他にも、輸送や電子出版、建設材料、医薬品など幅広い営業品目が存在します。

全省庁統一資格の有効期間

全省庁統一資格の有効期間は最長3年ですが、重要なのはその起算点です。有効期間は3年ごとに区切られ、令和1.2.3年度の次は令和4.5.6年度、そしてその次は令和7.8.9年度といった具合です。

たとえば、令和4.5.6年度の資格は、令和7年3月31日に有効期限が到来します。したがって、有効期限を過ぎても全省庁統一資格を維持したい場合は、有効期限が迫る前に更新(継続)申請を行う必要があります。

まとめ

全省庁統一資格は、省庁や国の機関の入札参加に必要な資格であり、その種類や有効期間について理解することは重要です。適切な資格選択と有効期間の管理を通じて、公共部門でのビジネスチャンスを最大限に活かすことができます。